和菓子職人 緒方稔

長年、八女の方々に愛されているお菓子なので、品質を守りつつ、おいしいものにしていきたい

和菓子部門の責任者の1人で、今は焼き菓子をメインに見ています。 隆勝堂の焼き菓子と言ったら、看板商品の蹴洞(けほぎ)と、もう一つの人気和菓子の御茶萬(おちゃまん)です。 地元が八女なので、蹴洞は幼いころから存在は知っており、まさか自分が作ることになるとは不思議な気持ちもします。

隆勝堂 和菓子職人 緒方稔

隆勝堂の和菓子とは…

隆勝堂はチェーン展開しているお店ですが、丁寧に手づくりした和菓子が多いのが特徴です。

ただ、蹴洞や御茶萬は機械で作られる隆勝堂でも数少ない商品です。

でも機械で同じように作っていても、常に商品の品質が安定するわけではありません。

その品質をどう安定させるかが、和菓子の現場に携わる者の腕の見せどころとも言えます。

蹴洞の製造の様子

ものづくりへの想い

戦後に誕生した蹴洞は70年以上の歴史がありますが、レシピは変わりません。

ただ、原材料は、その時々で良いものを選んだりして、実は味が徐々に進化しているんです。

長年、八女の方に愛されている商品なので、品質を守りつつ、おいしいものにしていこうという気持ちは大事にしています。

蹴洞をチェックする緒方

プロフィール

正直、自分が和菓子作りに携わるとは、思ってもみませんでした。

高校卒業後、パン屋など仕事も転々としていたんです。

そんな私が20代前半に隆勝堂に入社すると、気がつくと20年近くが経っていました。

ものづくりが好きだったし、甘いものも大好きなので、振り返ってみると、自分にはぴったりの仕事だったんだなあと思います。

蹴洞を見守る緒方

和菓子職人を目指すあなたへ

隆勝堂の場合、和菓子職人と言っても、徒弟制度のような厳しい世界ではないし、和気あいあいとした職場です。

甘いものが大好きで、コツコツと真面目に仕事に取り組める方に来てもらえるなら、大歓迎です。

優しく和菓子の作り方を教えますよ。